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「白湯スープ」と「清湯スープ」のレシピを紹介します。 一番大きな違いは煮込み方。 「ボコボコと長時間沸騰させて、髄の溶け出した真っ白なスープを取るのが『白湯』」。 「できるだけ煮立てず、沸騰させず、じっくりと澄んだスープをとるのが『清湯』」。 左の写真2枚は見た目も味わいも違いますが、どちらも同じ材料と分量でスープを取っています。 まず下記の基本分量でスープを取ってみて、2回目以降にお好みで分量を調整してみてください。 材料 (完成スープ量1500t,約4人分) 豚骨(げんこつ1本)、鶏ガラ(1羽分)、スライス生姜(5g)、にんにく(3片)、長ネギorセロリ(少々),ローリエ(2枚) |
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材料の豚骨です。 部位としては大腿骨「げんこつ」が最高です。豚背ガラでも大丈夫です。 豚骨、鶏ガラはスーパーの冷凍の食肉を置いているコーナーで売っています。 豚骨は置いていない店も多いですが、業務用スーパーならば間違いなく手に入るでしょう。 |
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1:血抜きする 鶏ガラ・豚骨をたっぷりの水を入れた鍋で血抜きします。 数回、水を変えながら、できれば一晩おいて置きます。 |
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2:豚骨を割る 購入した豚骨が割れていなければ、半分に割っておきます。 ハンマーと杭で叩き割るか、のこぎりで切ってしまいましょう。 |
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3:豚骨の下処理をする 大鍋にたっぷりを湯を沸かし、沸騰したら豚骨を下茹でしていきます。 |
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30分程度、中火で煮込んでいきます。 かなりアクがでますので、吹きこぼれ防止のために、適宜、アクをすくい取ってください。 |
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30分経ったら、ザルを用意して一気にお湯を捨てます。 濾し残した豚骨は水でこびりついた汚れを洗い流しておきます。 ※30分も煮込んだお湯を捨てるなんて…冗談のように思えますが、臭みを抜くために重要な工程です。 30分煮込んだ程度では、豚骨の旨味は旨みはほとんど抜けないので安心してください。 それよりも、臭みやエグミの原因となる汚れや脂を抜くことが重要です。 ここまでの工程は「白湯」「清湯」ともに同じです。 |
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鶏ガラ、下処理した豚骨他、すべての材料を煮込んでいきます。 A:白湯スープの作り方 B:清湯スープの作り方 |
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A:白湯スープ 材料を鍋に入れたら、鍋の水位ぎりぎりまで水を注ぎます。 沸騰状態を保ち、最低でも6時間以上は煮込んでください。 木べらで骨を叩いて潰すとより髄が出やすくなります。 お湯が減ったら、適宜、お湯を補充してください。 (※圧力鍋を使える場合は、2時間以上を一つの目安としてください) |
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豚骨の髄が出て、真っ白になったら白湯スープの出来上がり。 別鍋に材料を濾してスープの完成です。 上記の分量で完成スープ量の目安は1500ccです。 |
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B:清湯スープ できるだけ揺り動かさず、煮立てず、ごく弱火でじっくりと煮込んでください。 目安は3時間です。 濁りが出ないようアクは適宜すくい取ってください。 |
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金色の澄んだスープができたら清湯スープが出来上がりです。 撹拌しないように別鍋にゆっくりと材料を濾してスープの完成です。 |